2010年 年越しにあたって ごあいさつ(共同代表)

「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク メーリングリスト加入者のみなさまへ

 2010年も最後の日となりました。子どもたち・若者たちがあたたかいお正月を迎えることができるのか、心痛む日でもあります。
2010年は、このネットワークが誕生した年であり、また、このメーリングリストを通じて、全国各地の方々とのつながりが生まれた記念すべき年となりました。ML参加者は、学生、保護者、主婦、保育・学童保育・子ども福祉・社会的養護・生活保護などの関係者、教師、会社員、行政職員、地方議員、国会議員秘書、市民団体・労働組合スタッフ、医師、弁護士、ジャーナリスト、編集者など、幅広い立場の方々です。
本日12月31日現在、約600名の方々がこのMLに加入しておられます。
混迷する時代のなかにあって、全国各地のみなさんから届けられる声や情報が、たんぽぽの綿毛のようにさらに広がり、今ここに生きる子どもたちを支える種となっているように思います。
 
4月の設立記念シンポジウム、11月の国際シンポジウム開催にあたっても、多くの方のご参加とともに若者・学生も含めたたくさんのボランティアの方々に支えられました。
ここに改めて御礼申し上げます。

 また、子どもの貧困対策を検討する会議を政府のなかに設置してほしい、との要望をかかげて実施したメッセージキャンペーンにおきましても、500人を超える貴重な声をお寄せいただきました。
 メッセージをお寄せくださったみなさま、そして、まわりの方々に広めてくださったみなさま、誠にありがとうございました。
いただいたメッセージのひとつひとつが、この問題の解決に向けた道しるべとなると実感しております。
 現在、政府や国会議員にみなさまの声を届けるための最終的なまとめの作業を進めております。2011年の新たな始動とともに、メッセージキャンペーンをもとにした解決のための働きかけも本格始動させたいと考えております。

私たちは、日本の子どもの貧困問題の包括的な解決に向けた第一歩を踏み出すために、子どもの貧困対策法(仮称)作成に向けた学習や意見交換も進めていきたいと思っております。
 この年の瀬には、世話人会議も開催し、2011年のネットワークの活動について、話し合いました。ぜひ、みなさまのアイディアやご提案もお寄せいただき、希望あふれる一歩を刻んでいきたいと思います。

準備会発足の呼びかけに始まったこの1年、ほんとうにありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。  

     共同代表:湯澤直美、山野良一、三輪ほう子

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