【開催報告】2023年12月9日(土)第23回子どもの貧困対策情報交換会を開催いたしました

水曜日, 1月 10th, 2024

 2023年12月9日(土)午後、第23回子どもの貧困対策情報交換会
「こども大綱を受けてー子どもの貧困対策のいまとこれから」を会場およびオンラインで開催いたしました。

(主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク/助成:公益財団法人 キリン福祉財団)

 当日、会場(東京・エッサム神田)には東京・埼玉・神奈川・栃木から11名の方に、またオンラインでは全国から60名の方にご参加いただきました。今回も、小学校・大学教員、SSW、自治体職員、地方議員、NPO・NGOスタッフ、学生、社会人、社団法人・財団法人関係者、特別支援学校職員、児童相談所職員、主任児童委員、メディア関係者、研究者など、様々なお立場の方にご参加をいただきました。ご参加いただいた皆様にあらためましてお礼申し上げます。

 今回は、今年4月のこども基本法の施行とこども家庭庁の発足のもと、こども大綱の策定に向けた動きが進む中、市民の声をこども大綱に反映させるために市民団体が行ってきた取り組みとあわせて、現在の子ども・若者支援の現場の声をご報告いただき、子どもの貧困対策のいまとこれからについて考えることをテーマに開催されました。

 講師には、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの田代光恵さん、特定非営利活動法人こどもソーシャルワークセンター理事長の幸重忠孝さんのお二人をお迎えしました。

 まず、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク世話人の山野から、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークでとりまとめた「こども大綱策定に向けた子どもの貧困対策に関する要望(第2次)」の内容について、ポイントとなる点(子どもの権利侵害であること、子どもの声を聴くこと、保護者等の労働問題、大綱で政策が後退しないこと等)について説明をいたしました。

 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの田代光恵さんからは、「こども大綱策定に向けた市民社会の声」というテーマでお話いただきました。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの子どもの貧困解決に向けた直接支援の取り組みと、その取り組みの中で当事者の方から届けられた声についてのお話の後に、「子どもの貧困はすべての子どもの権利の否定であり、子どもの権利に根差した子どもの貧困対策の推進が不可欠である」という視点から、国内の子どもの権利に関わる法制度について、こども基本法の理念・こども家庭庁およびこども大綱の策定プロセスについてご説明いただきました。また、こども大綱の中間整理案に対して、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークで取りまとめた共同意見書に全国85団体もの賛同があったこと、賛同コメントの紹介がありました。その後、実際に共同意見書等の意見(バブリックコメント)を受けて、どういった内容がこども大綱の整理案に反映されたのか、こども家庭庁が公開しているフィードバック資料についてご説明いただきました。最後に、今後の具体的な施策を定める「こどもまんなか実行計画」について、市民社会からの継続的な働きかけが重要であるというご提言をいただきました。

 特定非営利活動法人こどもソーシャルワークセンター理事長の幸重忠孝さんからは、「声を届けにくい子どもや若者たちのことを忘れないで-子ども・若者支援の現場の声-」というテーマで、どうしても届きにくい子ども達の声があるということをお話いただきました。こどもソーシャルワークセンターでの最近の支援の現場についてご報告をいただき、取材VTR等を用いて、センターの活動内容についてご紹介いただきました。10年間活動していく中で、国の制度がようやくセンターの活動に追いついてきており、居場所事業に補助が出るようになったが、貧困課題が濃い子どもたちは居場所提供だけでは親世代から続く貧困の連鎖から抜け出ることは出来ず、
支援対象が子どもの成長にあわせて若者に広がっているというお話がありました。幸重さんからは、「こども家庭庁がこども若者の声を聞き、こどもが参画できる取組が行われたのは歓迎するが、VTRの中に出てくる子ども達が、自ら意見を発することができるかというと、やはり難しい。例えば、自らが貧困家庭であるという意識がない子、基礎学力がついておらず文字での表現が苦手な子、発達の課題により言葉での表現が難しい子、人前で話す経験がない子や、安心できる環境でやっと話のできる子など、こうした声を発しづらいこども達がますます忘れさられてしまう実感がある」という問題提起をいただきました。

お忙しい中ご登壇いただきました田代さん、幸重さんに、あらためましてお礼申し上げます。

■報告資料
〇田代 光恵さん
こども大綱を受けて子どもの貧困対策のいまとこれから「こども大綱策定に向けた市民社会の声」
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/12/20231209tashiro.pdf

〇幸重 忠孝さん
声を届けにくい子どもや若者たちのことを忘れないで-子ども・若者支援の現場の声
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/12/20231209yukishige.pdf

特定非営利活動法人こどもソーシャルワークセンター
https://cswc2016.jp/

「京都新聞連載コラム こどもたちの風景 湖国の居場所から」
https://note.com/yukkyi1010/n/n6714a888cd22

「読売新聞連載 キミのきもちは 家庭の事情やすらげない」
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20231101-OYO1T50069/

■参加者アンケートより

・こども大綱についてどんな策定があり、取り組みがあるのかを知れてよかった。
・こども大綱の概要とその課題を知ることができました。
・子どもたちや、支援している方の生の声が聞けた。知らないこと、想像していなかった方が多く、視野を広げてくれた。
・すべてのこども、若者が安心して成長し、経験を重ねられるためには、こどもの権利条約がさまざまな場面でいかされることが必要です。教育の場、家庭への啓発が必要だと思います。
・幸重さんのお話に深く揺り動かされました。心理的安全性を担保された居場所の意義、そこでなら本音が出せる。様々なエピソードを聞かせていただきました。携わる職員の処遇のこと、地域格差、課題をいっぱい浮き彫りにしてくださった本日の会でした。ありがとうございます。
・幸重さんが、声をあげられない(言わない)子どもたちがいる、と報告されていて共感しました。どうやって声にならない思いを掬い上げるのか課題だと思います。



2023年12月9日(土)第23回子どもの貧困対策情報交換会を会場&オンライン開催致します

金曜日, 11月 24th, 2023

★ご案内チラシはこちらからダウンロード頂けます。

https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/11/20231209dai23kaijohokoukankai.pdf

<会場&オンライン開催>

第23回子どもの貧困対策情報交換会

こども大綱を受けて

子どもの貧困対策のいまとこれから

 今年4月にこども基本法が施行され、こども家庭庁が発足しました。 この間、政府のこども施策の基本的な方針を定めるこども大綱の策定に向け、 こども家庭審議会での議論を経て、中間整理案が取りまとめられました。 こうした流れの中、市民の声をこども大綱に反映させるために、 市民団体はそれぞれどのような取り組みを行ってきたのでしょうか。 また、支援の現場は、日々待ったなしの状況です。今回の情報交換会では、 こども大綱の策定に市民の声を届けるための取り組みとあわせて、 現在の子ども・若者支援の現場の声をご報告いただき、子どもの貧困対策の いまとこれからについて、みなさんとともに学びあいたいと思います。

【日時】2023年12月9日(土)14:00~16:30(開場13:40)

【参加費】無料

【開催方式】会場 & オンライン(YouTube Live)

【定員】会場:50人 オンライン:200人

定員に達し次第締め切ります。お早めにお申し込みください。

【会場】エッサム神田ホール1号館 3階 大会議室(301)

〒101-0045 千代田区神田鍛冶町3-2-2

JR神田駅 東口徒歩1分/東京メトロ銀座線 神田駅3出口前

【内容(予定)】

〇報告

・「こども大綱策定に向けた市民社会の声」

田代 光恵さん/公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

・「子ども・若者支援の現場の声」

幸重 忠孝さん/特定非営利活動法人 こどもソーシャルワークセンター 理事長

〇質疑応答

【参加申込】

下記参加方法別の申込フォームからお申し込みください。

●会場参加申込

https://kokc.jp/e/ecp20231209/

●オンライン参加申込

https://kokc.jp/e/ecp20231209online/

お申し込み完了後、こくちーずから受付完了メールが届きます。

受付完了メールが届かない場合、必ず主催者までお問い合わせください。

フォームからお申し込みができない場合は、

件名に【情報交換会申込】と明記のうえ、

1.お名前、2.お立場・ご所属、3.お住まいの都道府県、4.電話番号、5.会場参加 or オンライン参加

をご記入いただき、12月8日(金)までに下記のアドレス宛にお申し込みください。

mail@end-childpoverty.jp

■問い合わせ・当日連絡先:

TEL 070-6576-3495

E-mail mail@end-childpoverty.jp

■主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク

■助成:公益財団法人 キリン福祉財団



2023年10月22日(日)こども大綱策定に向けた子どもの貧困対策に関する共同意見書及び要望書を提出致しました

月曜日, 10月 23rd, 2023

 私たち市民団体(「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会・公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)は、9/29にこども家庭庁の公表した子ども政策の基本的方針(中間整理)に対し、共同意見書を作成・公表し、10/12より賛同団体を募りました。

その結果、10/21までに全国の85団体にご賛同いただきました。
限られた期間に、多くの団体のみなさまにご賛同いただけましたこと、改めてお礼申し上げます。
10/17までに賛同のあった団体名を共同意見書に明記し、10/18にはこども家庭庁長官官房(総合政策担当)と意見交換を行いました。また、10/21までに頂いた賛同団体のみなさまを共同意見書に記載の上、10/22にパブリックコメントに提出いたしました。

・こども大綱中間整理への共同意見書 ~子どもの権利に根差した子どもの貧困解決に向けて~

https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/10/20231022kyoudouikensyo.pdf

また、私たち「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会が、8/5に内閣官房・内閣府・文部科学省・厚生労働省・こども家庭庁等関係省庁に提出いたしました第1次要望書の内容に、この間2回に渡り開催いたしましたネットワーク会議等で伺った市民の皆さんの声を反映し、第2次要望書として10/22にパブリックコメントに提出いたしました。ネットワーク会議にご参加頂きましたみなさまには改めましてお礼申し上げます。

・こども大綱策定に向けた子どもの貧困対策に関する要望(第2次)

https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/10/20231022kodomotaikou_youbou_dai2ji.pdf

日本に暮らすすべての子ども・若者が尊厳を守られ、自分らしく暮らし育つために、これらの意見が大綱に反映されるよう、強く要望いたします。

以上、ご報告いたします。

「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会

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「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク

TEL     070-6576-3495(電話番号が変わりました)

E-mail  mail@end-childpoverty.jp

HP      https://end-childpoverty.jp

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2023年10月19日(木)「こども大綱中間整理への共同意見書」団体賛同のお願い(第2次〆切10/21正午迄)

金曜日, 10月 20th, 2023

10月12日にご案内いたしましたように、私たち市民団体(「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会・公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)は、こども家庭庁の公表した子ども政策の基本的方針(中間整理)に対し、共同意見書を作成し、賛同団体を募りました。

その結果、10/17までに全国の67団体にご賛同いただきました。限られた期間に、多くの団体のみなさまにご賛同いただけましたこと、改めてお礼申し上げます。10/17までに賛同のあった団体名を共同意見書に明記し、10/18にこども家庭庁長官官房(総合政策担当)と意見交換をしました。

なお、10/17の締め切り後も賛同のご連絡をいただいておりますことから、団体賛同の第2次締め切りを10/21(土)正午とさせて頂き、引き続き賛同を募りたいと思います。共同意見書への賛同について、お知り合いへの拡散・シェアにご協力頂けますと幸いです。21日正午までに集まった賛同団体のみなさまを共同意見書に記載の上、22日が〆切となっているパブリックコメントに提出します。

賛同団体数と団体名の公表と合わせまして、こども家庭庁との意見交換については、別途ご報告させていただきます。

引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。

・「こども大綱 中間整理」共同意見書 賛同団体募集フォーム

https://bit.ly/3rOl4Ra

賛同締切 10/21(土)正午 *締切を延長しました。

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2023年9月29日、こども家庭庁は、子ども政策の基本的方針である「こども大綱」策定に向けて「今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等 〜こども大綱の策定に向けて〜(中間整理)」(以下、「中間整理」という)を公表しました。

・中間整理のリンク

 https://bit.ly/48HzfIl

中間整理では、子どもの貧困が子どもの権利を侵害する深刻な課題であることや、その解消に向けて全力をあげて取り組むことが明記されています。私たちは、子ども・若者の貧困問題に取り組む団体として、こうした方針が示されたことを歓迎します。一方、子どもの権利保障に根差して子どもの貧困対策を推進するという観点からは、中間整理はいまだ内容が不十分または不適切である部分も見受けられます。

それゆえ、日頃から子ども・若者の貧困問題に取り組む私たち市民団体(「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会・公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)は、子どもの貧困対策がより一層拡充され、確実に実施されることを求め、以下の点について意見をまとめました。日本に暮らすすべての子ども・若者が尊厳を守られ、自分らしく暮らし育つために、これらの意見が大綱に反映されるよう、強く要望するものです。

こども大綱中間整理への共同意見書

〜子どもの権利に根差した子どもの貧困解決に向けて〜

https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=4271

共同意見書(全文)PDFはこちら

本意見書の内容に賛同いただける団体は、下記のフォームにご入力をお願いいたします。

共同意見書に賛同団体名を記載し、こども家庭庁に提出する予定です。

◆賛同申込み方法

賛同いただける団体は、以下のフォームより、お申し込みください。

賛同締切 10/17(火)23:59

申込期間が短く恐縮ですが、ぜひご賛同をお願いいたします。

・「こども大綱 中間整理」共同意見書 賛同団体募集フォーム

https://bit.ly/3rOl4Ra

◆フォームからお申し込みができない場合は、件名に【賛同申込】と明記のうえ、

①団体名、②団体の所在地(都道府県および市区町村)、③担当者氏名・役職、

④メールアドレス、⑤電話番号、⑥団体URL、⑦自由記述(賛同の理由など)

をご記入いただき、次のアドレス宛にお申し込みください。

mail@end-childpoverty.jp

みなさまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン



2023年10月12日(木)「こども大綱中間整理への共同意見書」団体賛同のお願い

木曜日, 10月 12th, 2023

2023年9月29日、こども家庭庁は、子ども政策の基本的方針である「こども大綱」策定に向けて「今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等 〜こども大綱の策定に向けて〜(中間整理)」(以下、「中間整理」という)を公表しました。

・中間整理のリンク

 https://bit.ly/48HzfIl

中間整理では、子どもの貧困が子どもの権利を侵害する深刻な課題であることや、その解消に向けて全力をあげて取り組むことが明記されています。私たちは、子ども・若者の貧困問題に取り組む団体として、こうした方針が示されたことを歓迎します。一方、子どもの権利保障に根差して子どもの貧困対策を推進するという観点からは、中間整理はいまだ内容が不十分または不適切である部分も見受けられます。

それゆえ、日頃から子ども・若者の貧困問題に取り組む私たち市民団体(「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会・公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)は、子どもの貧困対策がより一層拡充され、確実に実施されることを求め、以下の点について意見をまとめました。日本に暮らすすべての子ども・若者が尊厳を守られ、自分らしく暮らし育つために、これらの意見が大綱に反映されるよう、強く要望するものです。

こども大綱中間整理への共同意見書

〜子どもの権利に根差した子どもの貧困解決に向けて〜

https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=4271

共同意見書(全文)PDFはこちら

本意見書の内容に賛同いただける団体は、下記のフォームにご入力をお願いいたします。

共同意見書に賛同団体名を記載し、こども家庭庁に提出する予定です。

◆賛同申込み方法

賛同いただける団体は、以下のフォームより、お申し込みください。

賛同締切 10/17(火)23:59

申込期間が短く恐縮ですが、ぜひご賛同をお願いいたします。

・「こども大綱 中間整理」共同意見書 賛同団体募集フォーム

https://bit.ly/3rOl4Ra

◆フォームからお申し込みができない場合は、件名に【賛同申込】と明記のうえ、

①団体名、②団体の所在地(都道府県および市区町村)、③担当者氏名・役職、

④メールアドレス、⑤電話番号、⑥団体URL、⑦自由記述(賛同の理由など)

をご記入いただき、次のアドレス宛にお申し込みください。

mail@end-childpoverty.jp

みなさまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン



2023年10月9日(月・祝)ネットワーク会議(オンライン)を開催いたします

土曜日, 10月 7th, 2023

9月1日のネットワーク会議にご参加いただいた皆様、
貴重なご意見をありがとうございました。
前回に引き続きまして、10月のネットワーク会議を、
以下のように企画いたしました。

こども大綱の策定にむけて、
9月29日にこども家庭審議会から中間整理が公表され、
パブリックコメントや公聴会など、意見募集の取り組みが始まりました。

子どもの貧困対策がこども大綱にまとめられるなかで、
貧困対策がしっかり位置付くのか、より良いこども大綱の策定に向け、
意見交換や議論の場として、ネットワーク会議を開催し、
みなさまのご意見などをうかがいたいと思います。

さまざまなお立場の方のご参加をお待ちしております。

 「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク 世話人会

■日時 2023年10月9日(月・祝)10:00〜11:30
    ※直前のご案内となり申し訳ありません。

■主な議題(予定)

1 こども大綱策定にむけて
 (現在の状況と今後のスケジュール、ネットワークからの要望、それぞれの団体や活動現場からの要望)

・こども大綱の推進
https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo-taikou/

・「今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等〜こども大綱の策定に向けて〜(中間整理)」(こども大綱の策定に向けた中間整理)について
https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo-taikou/chukanseiri/

・こども大綱の策定に向けた意見募集について
https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo-taikou/iken-boshu/

・こども大綱策定に向けた子どもの貧困対策に関する要望書(「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク)
https://end-childpoverty.jp/archives/3363

2 参加者による情報交換

■参加費 無料

■定員 20名

■開催方法 Zoomでのオンライン開催

■申込〆切・方法
10月8日(日)までに、メールにて、件名に
【ネットワーク会議申込】と明記のうえ、
①お名前、②お立場・ご所属、③お住まいの都道府県、④電話番号を
ご記入いただき、下記のアドレス宛にお申し込みください。

mail@end-childpoverty.jp

お申し込みいただいた方に、Zoom招待状をお送りします。

以上、よろしくお願いいたします。


「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク

TEL 070-6576-3495(電話番号が変わりました)
E-mail mail@end-childpoverty.jp

HP https://end-childpoverty.jp



2023年8月5日(土)こども大綱策定に向けた子どもの貧困対策に関する要望書を提出致しました

土曜日, 8月 5th, 2023

 私たち「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークは、2010年4月の発足以来、貧困状態にある子どもとその家族、若者、学生、直接支援に取り組む個人や団体のほか、地方自治体の議員や職員、研究者、メディア関係者等が個人として参加するネットワークを通じて、子どもの貧困対策を市民の立場で議論し、子どもの貧困とその解決について知見を深めてきました。

今般、こども家庭庁の設置にともない、こども大綱が策定されることとなりましたが、その大綱において子どもの貧困対策が十分に位置づけられ、施策がさらに拡充されることを願い、これまでの活動と議論の蓄積を基に、以下の要望をまとめました。

・こども大綱策定に向けた子どもの貧困対策に関する要望(第1次)
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/08/20230803kodomotaikou_youbou_dai1ji.pdf

・こども大綱策定に向けた子どもの貧困対策に関する要望(第1次)提出用
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/08/20230803kodomotaikou_youbou_dai1ji_teisyutu.pdf

取りまとめた要望は、内閣官房・内閣府・文部科学省・厚生労働省・こども家庭庁等関係省庁に提出をしています。

なお、この要望書を「第1次」とりまとめとし、こども大綱策定に向けて、引き続き市民のみなさんの声や願いを受けとめ、より豊かにしてまいりたいと考えております。どうぞお力添えください。

以上、ご報告いたします。

「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会

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「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク

TEL     070-6576-3495(電話番号が変わりました)

E-mail  mail@end-childpoverty.jp

HP      https://end-childpoverty.jp

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2023年6月18日(日)政策学習会2-中嶋哲彦さんに聞くを会場&オンライン開催致します

水曜日, 6月 7th, 2023

★ご案内チラシはこちらからダウンロード頂けます。

https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/06/20230618seisakugakushukai2.pdf

<会場&オンライン開催>

政策学習会2——中嶋哲彦さんに聞く

ご好評をいただいた4月の政策学習会に続き、こども大綱策定に向け、政策学習会第2弾を企画いたしました。

4月1日よりこども基本法が施行され、こども家庭庁が発足し、「こもまんなか社会の実現」「こどもの声を聴く」ということがということがしきりにいわれています。が一方で、子どもの権利の実現は、国連での条約採択前から、地道な市民活動が担ってきました。  子どもを個人として尊重し、社会で守り育てる――子どもの権利とその保障はどうあるべきか、いま一度いっしょに考え合いたいと思います。     

そして、これからの子どもの貧困対策をどのように進めていくことができるのか、教育法研究者で、「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人でもある中嶋哲彦さん(愛知工業大学教授/名古屋大学名誉教授)にお話をうかがい学び合います。

【日時】 2023年6月18日(日)14時00分〜16時15分(開場13時40分)

【会場】エッサム神田ホール1号館 3階 大会議室(301)

〒101-0045 千代田区神田鍛冶町3-2-2

JR神田駅 東口 徒歩1分/東京メトロ銀座線 神田駅 3出口 前

【オンライン】YouTube Live

【プログラム】
14:00開会
1部 中嶋哲彦さん 報告 40分

講演テーマ:子どもの権利保障を考える

―― 動き始めたこども基本法・こども家庭庁設置法と、子どもの貧困問題解決休憩

15分 質問・意見交換準備

2部 質疑・意見交換 60分

16:15閉会

【定員】 会場50人 / オンライン200名

【参加費】 無料

【申し込み】*事前申込が必要です。

以下のフォームからお申し込みください。

  • 会場参加

https://kokc.jp/e/ecp20230618/

  • オンライン参加

https://kokc.jp/e/ecp20230618online/

*お申し込み完了後、受付完了メールが届きます。
受付完了メールが届かない場合、必ず主催者までお問い合わせください。

*定員に達し次第申し込みを締め切ります。

*フォームからお申し込みができない場合は、
件名に【政策学習会申込】と明記のうえ、①お名前、②お立場・ご所属、
③お住まいの都道府県、④電話番号⑤会場参加 or オンライン参加
をご記入いただき、6月17日までに下記のアドレス宛にお申し込みください。
mail@end-childpoverty.jp

■主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク

■助成:公益財団法人 キリン福祉財団

★問い合わせ・当日連絡先:
TEL 070-6576-3495
E-mail mail@end-childpoverty.jp



【開催報告】2023年4月16日(日)政策学習会――宮本みち子さんに聞く

土曜日, 5月 6th, 2023

2023年4月16日(日)、「政策学習会――宮本みち子さんに聞く」を開催いたしました。これは実に、2020年2月の第11回子どもの貧困対策実践交流会「子どもの貧困対策法・大綱の見直しを受けて――市区町村の子どもの貧困調査を考える」以来、3年2か月ぶりの対面参加方式での開催でした。

 当日は、埼玉・東京・千葉・神奈川を中心に、自治体職員、NPO・NGOスタッフ、学生、メディア関係者、研究者など約30人の方々が、東京・日本教育会館に集まりました。

 今回は、本年4月からのこども基本法施行とこども家庭庁発足のもと、秋に予定されている「こども大綱」策定に向けて、今後の子どもの貧困対策をどのように進めていくことができるかを考えることをテーマに開かれました。

 講師には、子供の貧困対策有識者会議座長を務め、1月に「こども大綱策定に向けての意見」をまとめた宮本みち子さん(放送大学/千葉大学名誉教授)にお願いいたしました。

 宮本さんは、豊富な資料で、これまでの子どもの貧困対策と、今後の見通しについて、「こどもの声を聴く」「こどもの権利を守る」ということを中心に問題提起を交えながら、わかりやすく解説してくださいました。

【参加者の感想から】

・こども大綱策定に向けて、課題がコンパクトに整理されていて、大変わかりやすかったです。

・教育施策と、どう関連づけていくのかが、大きなポインだと思います。

・不備や疑念も多くありますが、新たなスタート、チャンスととらえて考えたほうがよいかと感じました。

・貧困・弱者といわれる層への支援が少子化対策にかき消されてしまわないよう、指標分析とそれに基づく支援策の強化、対策「貧困への対策」を検討刷る部署はあるのでしょうか?

・こどもの声をどう聞いていくのかが、とてもたいせつなのだと学びました。

・現場での取り組みについて、いろいろな課題を知ることができました。

・若者支援について、テーマに取り上げてもよいと思いました。 など。

【宮本さん当日配布資料】

https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2023/04/20230416miyamoto.pdf

【関連サイト・資料PDF】

・子供の貧困対策に関する大綱の進捗状況及びこども大綱策定に向けての意見/子供の貧困対策に関する有識者会議 令和5年1月

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_yushiki/dai7/siryou1-1.pdf

・子供の貧困対策に関する大綱の進捗状況及びこども大綱策定に向けての意見(概要)/宮本みち子 令和5年2月15日

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_yushiki/dai7/siryou1-2.pdf

・こども家庭庁関連施策の主なスケジュール(イメージ)

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_suishin/kodomo_seisaku_kyougi/siryou1.pdf

・こども政策の推進に係る有識者会議 報告書 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_yushiki/pdf/211129_hokokusho.pdf

・こども政策の推進に係る有識者会議 第2次報告書 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_yushiki/pdf/230328_hokokusho.pdf



【開催報告】2023年3月19日(日)第22回子どもの貧困対策情報交換会

土曜日, 5月 6th, 2023

2023年3月19日(日)14:00~16:30、第22回子どもの貧困対策情報交換会を開催いたしました。

(主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク/助成:公益財団法人 キリン福祉財団)

今回のテーマは、「児童館の今後のあり方~ソーシャルワーク機能の充実に向けて~」。
講演タイトルと講演・報告者は、以下のとおりです。

〇講演「児童館は子どもの権利のとりで~遊びからはじまるソーシャルワーク~」
・安部 芳絵さん/工学院大学 准教授
〇報告
・木戸 玲子さん/京都市修徳児童館 館長
・大久保 さくらさん/北海道中標津町西児童館 児童厚生員

安部さんは、まず、子どもに関するあらゆることを考えるときの「ものさし」として、国連子どもの権利条約が大前提になることを明確にし、こども基本法11条では、すべての基礎自治体でこども施策にこどもの意見を反映させることが義務となっていることを指摘しました。

また、「児童館ガイドライン」と、昨年12月に報告された「社会保障審議会児童部会 放課後児童対策に関する専門委員会『児童館のあり方に関する検討ワーキンググループとりまとめ』」について、子どもが自分で選んで行くことができる唯一の児童福祉施設という児童館の特性を生かし、遊びを通してソーシャルワークにつなげていく視点の重要性を強調しました。

木戸さんは、日々の子どもたち、地域の人たちとの具体的なやりとりを紹介しながら、「子どものことなら、児童館に聞いてみよう」と言われ、とてもうれしかったと語りました。そして、地域で過ごせることは、子どもにも親にも大事であることも、添えました。

大久保さんは、「中標津町から、不幸な子どもをつくらない、つくらせない」を合言葉に活動していると語りました。地域の関係機関とは、子育て支援・虐待防止ネットワークをつくり、公設公営の児童館としての役割をもっているとのことです。

お二人とも豊富な実践内容で、質問も、他の関係機関との関係や人の確保や育成についてなど、幅広い関心がうかがえました。

■参加人数
約200人

■参加者のお立場・地域
児童館職員(館長・厚生員)・自治体主管・運営団体職員・行政職員・自治体議員・NPO職員・学童保育指導員・保育士・児童自立支援施設指導員・教職員・スクールソーシャルワーカー・学生・大学院生・研究者・メディア関係者・支援団体ほか
北海道から四国・九州・沖縄まで全国各地から

■参加者の感想より
・小学5年生の父親なのですが、児童館とは何か、なぜあるのか、これまで知らなかった。 地域でどんな役割を担っているのかをぱちんと教えていただきました。

・私は児童館職員としてまだ1年に満たない館長ですが、そんな短い期間でも、厚生員さんたちがとても頑張ってくれている姿と、それに対する評価が見合っていない現状を見てきました。
全体の内容ももちろん良かったですが、最後に先生が行政関係者に対して仰って下さったメッセージに本当に涙が出ました。次年度から、より一層頑張っていきたいというモチベーションになりました。

・子どもの貧困対策の視点から児童館を運営している法人として、スタッフにも聞かせたい内容でした。アーカイブ化していただくことは難しいでしょうか?

・安部先生の「児童館は子どもの権利のとりで」遊びの中から子どもたち・保護者・地域が見えてくる。というお話はよく解りました。実際に現場で頑張っている先生たちのお話も現状がわかりよかったです。

・児童館・児童施設についていままで昨今のニュースの影響でマイナスのイメージが数多くありました。
しかし、皆様のお話を聞いていくうちに子供たちの大切な居場所というだけでなく地域や保護者の方にとってもなくてはならない場所ということを学ぶことができました。ニュースだけの情報をうのみにしてはいけないと気付いた時間でもあります。

・市内の子どもの居場所づくりを児童センターと共に推進しており、10ヶ所の居場所が2年間でできています。しかし、こども家庭庁の組織図のどこにも児童館の文字がないのは、残念、というか、虚しいですね。

・司会の方の進行・コメントが素敵でした。



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