5月7日(土)「就学援助サポート 実践交流会」を開催致しました
5月7日(土)に行われた「就学援助サポート実践交流会」につ
いて、次のとおりご報告いたします。
交流会の様子
報告者:9人
参加者:55人
参加者は、学校事務職員のほか、教師、自治体議員、学生、研究者、NPOスタッ
フ、ジャーナリストなどでした。参加地域も、長野・埼玉・千葉・東京・神奈川・愛
知・大阪など、遠方からもかけつけてくださいました。就学援助という一つのテーマ
で、このような多様な参加者が一堂に会し、学習・討論する場がもたれたのは、おそ
らく初めてのことと思われます。
報告では、それぞれの学校・自治体で、よりわかりやすい手続き、より手厚い援助
ができるようにと、長いあいだ努力が積み重ねられてきたこと、一方で、自治体ごと
に援助の内容や手続きのしかたが少しずつ違うことも明らかになりました。ここに、
就学援助を理解し、利用するむずかしさがあることもわかりました。
学校外でのとりくみとして、川崎市ふれあい館の、保護者にはたらきかけて申請に
同行するあたたかい援助に、参加者の多くが心打たれました。
感想では、自分の学校・地域でもやってみたい、高校版就学援助制度をつくりた
い、国レベルでの制度が必要ではないか、といった声が寄せられています。
3月の震災後、実施が延期されていた会でしたが、これからも継続して、交流・学
習の場を設けてほしい、それぞれの地域でも小さな学習会をもちたいといった要望な
どもいただきました。
今回、熱意ある発言者が9人も参加してくださって、参加者の質疑や討論の時間が
十分でなかったことをお詫びいたします。今後も、いろいろな工夫をして、就学援助
についての学習・交流を続けていきたいと思います。