【開催報告】2022年2月26日(土)第19回子どもの貧困対策情報交換会
木曜日, 3月 24th, 20222022年2月26日(土)14時00分~16時00分、第19回子どもの貧困対策情報交換会
「いま危機にある日本の児童手当制度-子どもを真の受益者にするには」を開催しました。
(主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク/助成:公益財団法人 キリン福祉財団)
コロナ禍の中「子育て世帯臨時特別給付金」等が不十分ながら実施されましたが、離婚前別居や基準日を過ぎてからの別居・離婚といった事情にあるひとり親世帯が対象外となるなど、様々な問題も生じました。一方で、児童手当制度については昨春の国会で所得制限を強化する「改正」が行われただけでなく、今回の給付金をめぐる混乱や「こども家庭庁」創設をテコに、この現金給付の制度をさらに改悪・変質させようとする動きがあります。
今回の情報交換会では日本の児童手当制度の研究者である北明美さん(福井県立大学名誉教授)にこれらの問題について、また子どもの福祉とジェンダー平等の観点からお話しを伺い、みなさんとご一緒に学び合う機会として企画されました。
北さんの報告では、まず、日本の児童手当制度の現状についてご説明いただいた後、2022年10月から始まる所得制限の強化や、世帯合算方式の話を踏まえて、所得制限の目的がどこにあるのか?所得制限が必要な世帯に支援を強化するためではなく、政府・財務省の裁量で所得限度額が決定され、その結果後付けで支給対象世帯が決められているという、非民主的な制度となっている点について指摘がありました。
また、諸外国との制度比較や、児童手当制度の「こども保険」化(社会保険化)構想について、子育て世帯10万円臨時給付でのDV避難者・別居母子世帯への支給漏れについての話を通し、
・所得制限や社会保険化による社会の分断
・児童手当の受給権は誰にあるべきか
・市場や親の経済状況に左右されない権利を子どもに保障するべき
という、日本の課題についてのお話がありました。
休憩をはさんで、参加者からの質問と応答がなされました。新型コロナウイルス感染拡大によりオンラインでの開催でしたが、全国から約170名の参加がありました。
北明美さんとご参加の皆様に改めて感謝申し上げます。
■報告資料
〇北明美さん/福井県立大学名誉教授
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2022/03/20220226kita.pdf
(PDFファイル:3MB)
■参加者アンケートより
・児童手当について知らないこと、知らされていないことだらけでした。本日お話聞かせていただけて良かったです。初歩的な質問にも丁寧にお答えいただき北先生には感謝しております。
・児童手当の役割とは、というスライドが、とても良かった。社会的な分断を生まないためにも、良い話でした。ありがとうございました。
・児童手当に対する、政府と財界の視点と本来持っておくべき視点を整理することができ、良い機会をいただけたと思います。
・こども保険構想など、自分の知らないことを知ることができた。また具体的な事例を挙げて説明していただいのでとても理解できた。目に見える「事実」だけでなく、「国の思惑」なども合わせて伺うことができたことはたいへん勉強になった。
・正直なところ、広報を拝見したときには児童手当の何がそんなに問題なのかよくわからないと思ったのですが、(消えた夫のもとに振り込まれ続けるという問題はよく聞きますが…)子ども保険構想のような、言われてみればいかにもありそうな話なども初めて知り、たいへん勉強になりました。もっとも考えさせられたのは、所得制限の有無が、誰が損をするとか得をするとかいう議論を超えて、社会像の選択と結びついているという点でした。所得階層間の対立や分断を進めることなく、子育ての負担を親だけではなく社会も担うことへの合意形成のあり方を探ることは、児童手当の問題に限らず非常に重要だと思いました。
・途中からの参加になってしまいましたが、北先生の論文などぜひ読ませていただきたいと思いました。水平的再分配、垂直的再分配、再分配のパラドクスなど自分の中で消化し、議会議論でも発信していきたいです。分断ではなく連帯へ、社会を再構築していかなければと強く感じました。
2022年3月13日(日)子どもの貧困対策実践交流会2022をオンライン開催致します
月曜日, 2月 28th, 2022★ご案内チラシはこちらからダウンロード頂けます。
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2022/02/20220313jissenkouryuukai2022.pdf
<オンライン開催>
子どもの貧困対策実践交流会2022
「ハウジングファーストの今」
長引くコロナ禍が明らかにしたことは、医療や介護、さらに社会保障や雇用など、基盤となるべき社会制度全体のぜい弱さであり、あらためて可視化されたのが「貧困」でした。それでもなお、第一に「自助」が押し出される政治は続き、生活が困窮した人たち、家庭に拠り所を求めることが難しい人たちの中には、「住まい」を失い、「食料」の支援を求める人たちが生まれています。 「ハウジングファースト」は、まず安心できる「住まい」の提供が必要であること。「住まい」を拠点に、新たなつながりをつくることが、私たちの社会のあり方にも変化を及ぼすとする、米国発の社会運動実践です。実際、少なくない支援団体がシェルターやステップハウス、シェアハウス等の「住まい」を設けています。誰にとっても「住まい」は権利であることを、確認し合いたいと思います。
※ハウジングファースト:=無条件に安定した住まいを提供する。「安定した住まいを得たいか否か」、問いはそれだけ。得たいならば、住まいを支援する。そして必要に応じて、本人のニーズにもとづいた支援をする。支援と住まいは完全に分けられる。支援がなくても住まうことができ、住まいを失っても支援を利用することができる。それが、ハウジングファーストである。=稲葉・小川・森川編『ハウジングファースト』(山吹書店/2018)の帯より。
【日時】2022年3月13日(日)14:00~16:30(開始30分前から入室可)
【参加費】無料
【開催方式】オンラインセミナー(YouTube Live)
【定員】300人(定員に達し次第締め切ります。お早めにお申し込みください。)
【内容(予定)】
〇報告:小林美穂子さん
一般社団法人つくろい東京ファンド メンバー/支援を受けた人の居場所兼就労の場として設立された「カフェ潮の路」コーディネーター。コロナ感染拡大の中で、住まいを失った人たちの支援に奔走、その記録は共著『コロナ禍の東京を駆けるー緊急事態宣言下の困窮者支援日記』(岩波書店/2020)として出版されている。
〇報告:岸田久恵さん
NPO法人猫の足あと代表/元小学校教諭。子どもたちの学習支援からスタートし、地域のネットワークを広げながら、生活支援、そして居住支援も。「猫の足あとハウス」は第1、第2、昨年末第3ハウスを開設して、地域から子ども若者を支える活動を実践。
〇実践・意見交流
【申し込み】
参加ご希望の方は、下記の登録フォーム(こくちーず)からお申し込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/ecp20220313
お申し込み完了後、こくちーずから受付完了メールが届きます。
受付完了メールが届かない場合、必ず主催者までお問い合わせください。
フォームからお申し込みができない場合は、
件名に【実践交流会申込】と明記のうえ、
1.お名前、2.お立場・ご所属、3.お住まいの都道府県、4.電話番号を
ご記入いただき、下記のアドレス宛にお申し込みください。
【参加方法】
こくちーずからの受付完了メールにオンラインセミナー(YouTube Live)視聴用URLが記載されています。当日はメールに記載のURLからご参加ください。
■問い合わせ・当日連絡先:
TEL 070-6576-3495
E-mail mail@end-childpoverty.jp
■主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク
■助成:公益財団法人 キリン福祉財団
2022年2月26日(土)第19回子どもの貧困対策情報交換会をオンライン開催致します
木曜日, 2月 3rd, 2022★ご案内チラシはこちらからダウンロード頂けます。
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2022/02/20220226dai19kaijohokoukankai.pdf
<オンライン開催>
第19回子どもの貧困対策情報交換会
いま危機にある日本の児童手当制度-子どもを真の受益者にするには
コロナ禍の中「子育て世帯臨時特別給付金」等が不十分ながら実施されましたが、離婚前別居や基準日を過ぎてからの別居・離婚といった事情にあるひとり親世帯が対象外となるなど、様々な問題も生じました。一方で、児童手当制度については昨春の国会で所得制限を強化する「改正」が行われただけでなく、今回の給付金をめぐる混乱や「こども家庭庁」創設をテコに、この現金給付の制度をさらに改悪・変質させようとする動きがあります。今回の情報交換会では日本の児童手当制度の研究者である北明美さんとともに、これらの問題を子どもの福祉とジェンダー平等の観点から検証したいと思います。
【日時】2022年2月26日(土)14:00~16:00(開始30分前から入室可)
【参加費】無料
【開催方式】オンラインセミナー(YouTube Live)
【定員】300人(定員に達し次第締め切ります。お早めにお申し込みください。)
【内容(予定)】
〇北明美さん/福井県立大学名誉教授
〇質疑応答
【申し込み】
参加ご希望の方は、下記の登録フォーム(こくちーず)からお申し込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/ecp20220226
お申し込み完了後、こくちーずから受付完了メールが届きます。
受付完了メールが届かない場合、必ず主催者までお問い合わせください。
フォームからお申し込みができない場合は、
件名に【情報交換会申込】と明記のうえ、
1.お名前、2.お立場・ご所属、3.お住まいの都道府県、4.電話番号を
ご記入いただき、下記のアドレス宛にお申し込みください。
【参加方法】
こくちーずからの受付完了メールにオンラインセミナー(YouTube Live)視聴用URLが記載されています。当日はメールに記載のURLからご参加ください。
■問い合わせ・当日連絡先:
TEL 070-6576-3495
E-mail mail@end-childpoverty.jp
■主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク
■助成:公益財団法人 キリン福祉財団
2021年10月31日(日)総選挙にあたってのアピールを発表します
土曜日, 10月 30th, 2021明日は10月31日(日)は、2019年の子どもの貧困対策法・大綱改定後初めての衆議院議員総選挙と最高裁判所判事国民審査の投票日です。 総選挙は、コロナ禍において、これまで私たちが政府に要望してきた政策実現のチャンスです。
下記より 「〈アピール〉 10.31選挙に行こう! 投票しよう!」 を発表し、主権者のみなさんの権利を生かしていただくことを呼びかけます。
特に若い世代のみなさん、ぜひ、選挙に行って、投票してください。 若い方々への呼びかけにも、ぜひ、お力添えお願いいたします。
「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク 世話人会
※アピールのPDF版は以下よりご覧いただけます。 https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2021/10/govote1031_appeal_20211030.pdf
〈アピール〉 10.31選挙に行こう! 投票しよう!
第49回衆議院議員総選挙にあたり、 コロナ禍の子どもの貧困解決と権利実現を願って
2021年10月30日
10月31日(日)は、子どもの貧困対策法・大綱改定後初めての、衆議院議員総選挙と最高裁判所判事国民審査の投票日です。 2019年、子どもの貧困対策法は、子どもの将来のみならず「現在」を改善すること、「子どもの権利条約の精神にのっとり、子どもの意見を尊重すること」が明記され改定されました。その直後、世界はコロナ禍に見舞われ、子どもたちの心身の健康は脅かされ、学びや暮らしは激変し、厳しい困窮にさらされる子ども・若者・子育て世帯が急増しました。 1 総選挙は、要望・政策実現のチャンス 私たち「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会は、政府や国会議員へ要望をくり返してきましたが、総選挙は、その実現にとって貴重なチャンスです。 ぜひ、いろいろな情報からご自身の判断で、主権者として大切な権利を生かしてください。 ■総選挙関連サイト 総務省 衆議院議員総選挙 第49回衆議院議員総選挙 衆院選2021 - 総務省 (soumu.go.jp) NHK衆議院選挙2021 特設サイト 衆議院議員選挙2021 候補者情報 政策 公約 -衆院選- NHK 各党の公約 政策別・政党別 衆議院選挙2021 - NHK 2 若い世代の投票を! 支援現場からは、コロナ禍でアルバイト収入がゼロになったり、住まいを失ったりする若者の急増が報告されています。しかし残念ながら、国政選挙の投票率は、より子どもに近い10代、20代では、他の年代に比して低い水準にとどまっています。 2017年10月 第48回衆議院議員総選挙 10歳代40.49%、20歳代33.85%、30歳代44.75%/全年代53.68% 2019年7月 第25回参議院議員通常選挙 10歳代32.28%、20歳代30.96%、30歳代38.78%と/全年代48.80% ■参考サイト 総務省 国政選挙における年代別投票率 総務省|国政選挙の年代別投票率の推移について (soumu.go.jp) 若い仲間どうしの誘い合いや、身近な「おとな」からの声かけなどで、総選挙への関心を高め投票に結びつくよう、若い世代の声を国政に届けましょう。 3 ジェンダーギャップ・女性差別をなくし、ひとり親家庭の貧困解消を 80%以上が就労しているにもかかわらず、「ひとり親家庭の貧困率48.1%」という日本の現実は、ひとり親家庭の多くを占める母子家庭のお母さんの不安定な就労条件や差別的な賃金によります。153か国中121位というジェンダーギャップや女性の低賃金の解消なくして、コロナ禍での赤ちゃんのミルク代や子どもたちの食事に事欠くといった母子家庭の困窮は解消されません。 また、「生理の貧困」として提起された若い女性の日々の困窮や、コロナ禍で仕事も住まいも失う女性のへの支援は、喫緊の社会問題です。 ■参考サイト シングルマザー調査プロジェクト シングルマザー調査プロジェクト|note 4 外国につながる子ども・家族に医療や福祉、選挙権の保障を コロナ禍で、深刻な困窮に直面している外国につながる子ども・家族の問題は看過できません。医療や教育・福祉、コロナ禍に対応する給付金等の保障も得られない場合が多々あります。 またそもそも、日本国籍取得者以外は、国政選挙の参政権がありません。 すでに日本の各地域で暮らし学ぶ友だち・隣人となっている外国につながる子どもたちの人権保障・貧困対策のためには、今後早急に、選挙権問題の議論・検討が必要になっていることをこの機に共有させていただきたいと思います。 ■参考サイト 特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連) 「移民政策に関する政党アンケート2021」 移民政策に関する政党アンケート2021 (migrants.jp)
「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会
2021年9月25日(土)第18回子どもの貧困対策情報交換会をオンライン開催致します
金曜日, 9月 10th, 2021★ご案内チラシはこちらからダウンロード頂けます。
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2021/09/20210925dai18kaijohokoukankai.pdf
<オンライン開催>
第18回子どもの貧困対策情報交換会
「ホームレス」と子どもたち
コロナ禍が深刻化する中、「ホームレス」支援や生活保護を含めた制度利用(の同行支援)が重要になっています。その最中、8月に報じられたのが、メンタリストDaiGo氏による生活保護利用者や「ホームレス」の方へのヘイト発言でした。私たち、「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークの参加者にとっても、氏の発言を聞いた生活保護を利用する家族や子どもたちの複雑な気持ちを想像したり、2010年代に強まった生活保護バッシングを思い起こすことにつながったのではないでしょうか。今回は、お二人の方を講師にお招きし、この問題について、みなさんとご一緒に考える機会としたいと思います。
【日時】2021年9月25日(土)17:00~19:00(開始30分前から入室可)
【参加費】無料
【開催方式】オンラインセミナー(YouTube Live)
【定員】300人(定員に達し次第締め切ります。お早めにお申し込みください。)
【内容(予定)】
〇荘保共子さん/大阪・こどもの里理事長
1980年代から「ホームレス」について子どもたちとともに学び「子ども夜まわり」などにも取り組んでいる。
〇北村年子さん/ノンフィクションライター、ホームレス問題の授業づくり全国ネット代表
全国各地の「ホームレス襲撃事件」を取材し、子どもたちの襲撃・いじめをなくすため、教材DVD『「ホームレス」と出会う子どもたち』を制作し、学校でのホームレス問題の教育普及に取り組む。なお、 「ホームレス差別発言」への反論として、教材DVD『「ホームレス」と出会う子どもたち』は現在、YouTubeにて限定無料公開中!(9月30日まで)ぜひ事前にご覧ください。
DVD「『ホームレス』と出会う子どもたち」は現在、YouTubeにて無料公開中(9月30日まで)
https://www.youtube.com/watch?v=g4J4sm3BkLI&t=2s
【申し込み】
参加ご希望の方は、下記の登録フォーム(こくちーず)からお申し込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/ecp20210925
※お申し込み完了後、こくちーずから受付完了メールが届きます。
受付完了メールが届かない場合、必ず主催者までお問い合わせください。
フォームからお申し込みができない場合は、
件名に【情報交換会申込】と明記のうえ、
1.お名前、2.お立場・ご所属、3.お住まいの都道府県、4.電話番号を
ご記入いただき、下記のアドレス宛にお申し込みください。
【参加方法】
開催前日迄に、こくちーずよりオンラインセミナー(YouTube Live)視聴用URLが記
載されたメールが届きます。当日はメールに記載のURLからご参加ください。
■問い合わせ・当日連絡先:
TEL 070-6576-3495
E-mail mail@end-childpoverty.jp
■主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク
■助成:公益財団法人 キリン福祉財団
2021年8月18日(水)【緊急声明】メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言への抗議
水曜日, 8月 18th, 2021すでに、報道でご存じの方も多いと思いますが、メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言は、人の命を踏みにじるもので、決して看過することはできません。「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会も参加する「新型コロナ災害緊急アクション」ほか4団体は、緊急声明を発表しています。その内容を私たちのホームページにも掲載し、抗議の意思表示としたいと思います。
ご確認いただき、拡散など、抗議の声を強めるために、お力添えいただけますよう、お願いいたします。
「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク世話人会
生活保護問題対策全国会議
生活保護問題対策全国会議 -メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言を受けた緊急声明 (fc2.com)
一般社団法人つくろい東京ファンド
メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言を受けた緊急声明 | つくろい東京ファンド (tsukuroi.tokyo)
新型コロナ災害緊急アクション
メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言を受けた緊急声明 | 新型コロナ災害緊急アクション (corona-kinkyu-action.com)
一般社団法人反貧困ネットワーク
2021/8/14:メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言を受けた緊急声明 – 1587953093 ページ! (hanhinkon.com)
【開催報告】2021年7月10日(土)第17回子どもの貧困対策情報交換会
火曜日, 7月 20th, 20212021年7月10日(土)14時30分~16時30分、第17回子どもの貧困対策情報交換会「社会的養護を考える-『ケアリーバー全国調査』を受けて」を開催しました。
(主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク/助成:公益財団法人 キリン福祉財団)
社会的養護経験者(ケアリーバー)の現状の把握と支援のあり方は、長く課題とされていましたが、2020年度、厚生労働省による初の全国調査が実施されました。今回の情報交換会は、この調査結果や当事者の社会的養護に対する評価から何を考えるべきか、みなさんと一緒に学び合う機会として企画されました。
最初に、今回の全国調査の検討委員会委員をお務めになった伊部恭子さん(佛教大学教員)から、「『ケアリーバー全国調査』から考えること」として報告がありました。伊部さんの報告では、今回の全国調査に至る背景として過去の「自立支援」をめぐる制度の変遷や調査研究の経過が整理されたのち、調査の実施方法、結果の概要が示されました。最後に「何を学び、どのように活かすのか」として、ここから出発することの重要性、私たちがどのように生き、どのような社会をつくるのかという提起がなされました。
次に、社会的養護の当事者参画をすすめる団体であるIFCA(International Foster Care Alliance)のメンバーから、「社会的養護経験者の活動から―経験をどう生かすか」の報告がありました。3名の社会的養護経験者畑山麗衣さん、布施響さん、理沙さんがお話になり、IFCAのサポートメンバーでもある長瀬正子さん(佛教大学教員)がファシリテートをされました。IFCAの目的(ユース・アドボカシーによって社会的養護制度・政策をより良い方向に変えること)や活動、IFCAが実施した調査の紹介ののち、今回の全国調査について評価を含むコメントがあり、「一時保護所や途中で家庭復帰した人たちの追跡調査がされていない」「ケアリーバー全国調査対象者の枠の外側にも困難を抱えている人たちがいる」という指摘がなされました。最後に長瀬さんから、子どもの権利条約を基盤に置くことの重要性が話されました。
休憩をはさんで、報告者相互のコメント、高橋亜美さん(アフターケア相談所ゆずりは)からコメントがあり、その後参加者からの質問と応答がなされました。新型コロナウイルス感染拡大によりオンラインでの開催でしたが、全国から約200名の参加がありました。
当日の報告者と参加者の方々に、改めて感謝申し上げます。
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク 世話人会
■登壇者資料(当日スライドから一部変更あり)
〇報告1. 伊部 恭子(いべ きょうこ)さん (佛教大学・全国調査検討委員会委員)
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2021/07/20210710ibe.pdf
(PDFファイル:2MB)
〇報告2. IFCA(社会的養護の当事者参画をすすめる団体) メンバー
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2021/07/20210710IFCA.pdf
(PDFファイル:8MB)
■参加者アンケートより
・調査対象にすらならない人たち、声をあげられない人たちの声をどうやってくみとるのかに力を注ぐこと自体が制度や施策の改善につながっていくことを実感できました。
・ケアリーバーのお話を聞けたのは貴重でした。みなさん客観的に分析されていて驚きました。「貴重なお話ありがとうございました、と言われて終わるだけ。のことには僕たちお腹いっぱいなんです」というコメントはまさしく本音だと思います。感情レベルを超えて、現実のなかで自分が何をすればよいかを、真剣に考えていきます。
・伊部先生の報告にあった死去·自死が30件という事実に、はっとさせられました。
・報道されていたアンケート結果の後ろにあるものが少し見えたような気がしました。
2021年7月10日(土)第17回子どもの貧困対策情報交換会をオンライン開催致します
金曜日, 6月 18th, 2021★ご案内チラシはこちらからダウンロード頂けます。
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2021/06/20210710dai17kaijohokoukankai.pdf
<オンライン開催>
第17回子どもの貧困対策情報交換会
社会的養護を考える-「ケアリーバー全国調査」を受けて
社会的養護経験者(ケアリーバー)の現状の把握と支援のあり方は、長く課題とされていましたが、2020年度、厚生労働省による初の全国調査が実施されました。今回の情報交換会では、この調査結果や当事者の社会的養護に対する評価から何を考えるべきかについて、また、社会的養護経験者の当事者参画についてご報告を頂き、社会的養護についてみなさんと一緒に学び合う機会としたいと思います。
【日時】2021年7月10日(土)14:30~16:30(開始30分前から入室可)
【参加費】無料
【開催方式】オンラインセミナー(YouTube Live)
【定員】300人(定員に達し次第締め切ります。お早めにお申し込みください。)
【内容(予定)】
〇司会 松本 伊智朗(まつもと いちろう)(「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク世話人)
〇報告1. 伊部 恭子(いべ きょうこ)さん (佛教大学・全国調査検討委員会委員)
「ケアリーバー全国調査」から考えること
〇報告2. IFCA(社会的養護の当事者参画をすすめる団体) メンバー
社会的養護経験者の活動から―経験をどう生かすか
〇討論者 高橋 亜美(たかはし あみ)さん (アフターケア相談所ゆずりは所長)
【報告者・討論者プロフィール】
伊部恭子さん:主に社会的養護の観点から、子ども・若者の尊厳と権利を重視し、その人らしい生、生活の歩みが尊重される社会福祉、ソーシャルワークとは何かを模索し研究しています。ともに考え、対話を大事に、変化と可能性に信頼を寄せていきたいです。(佛教大学社会福祉学部教授)
IFCA(International Foster Care Alliance):2013年より日米の社会的養護の当事者の交流を軸とし、日本社会における社会的養護の当事者参画をすすめるべく活動を続けている。アメリカの当事者活動の哲学と実践に学び、自立支援ツール、当事者にとっての永続的な関係性の保障、子どもの権利等複数のプロジェクトを当事者の若者とそれを応援する大人とで担っている。
高橋亜美さん:1973年生まれ。日本社会事業大学卒業。自立援助ホームのスタッフを経て、2011年よリアフターケア相談所ゆずりはの所長。著書に『愛されなかった私たちが愛を知るまで』(かもがわ出版2013年)『子どもの未来をあきらめない』(明石書店2015年)などがある。アフターケア事業ネットワークえんじゅ代表理事(2018年より)
【申し込み】
参加ご希望の方は、下記の登録フォーム(こくちーず)からお申し込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/ecp20210710/
※お申し込み完了後、こくちーずから受付完了メールが届きます。
受付完了メールが届かない場合、必ず主催者までお問い合わせください。
フォームからお申し込みができない場合は、
件名に【情報交換会申込】と明記のうえ、
1.お名前、2.お立場・ご所属、3.お住まいの都道府県、4.電話番号を
ご記入いただき、下記のアドレス宛にお申し込みください。
【参加方法】
開催前日迄に、こくちーずよりオンラインセミナー(YouTube Live)視聴用URLが記
載されたメールが届きます。当日はメールに記載のURLからご参加ください。
■問い合わせ・当日連絡先:
TEL 070-6576-3495
E-mail mail@end-childpoverty.jp
■主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク
■助成:公益財団法人 キリン福祉財団
2021年3月31日(水)リーフレットが新しくなりました
水曜日, 3月 31st, 20212021年3月31日(水)リーフレットが新しくなりました
昨年(2020年)発表の子どもの貧困率を反映させた
「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワークの新しいリーフレットができました。
今回はデザインを全面リニューアルいたしました。
https://end-childpoverty.jp/profile#leaflet
イラスト:すがわらけいこ/デザイン:コダシマアコ
子どもの貧困率や、日本の子どもの貧困の特徴についても、コンパクトに説明しています。
また、子どもの貧困が社会問題であること、子どもの貧困対策は子どもの権利の保障であることを
明快に述べています。ぜひ、ご活用ください。
紙のリーフレットをご入用の方は、下記宛て、お問い合わせください。
E-mail mail@end-childpoverty.jp
「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク 世話人会
2021年2月14日(日)第16回子どもの貧困対策情報交換会をオンライン開催致します
月曜日, 2月 1st, 2021★ご案内チラシはこちらからダウンロード頂けます。
https://end-childpoverty.jp/wp-content/uploads/2021/02/20210214dai16kaijohokoukankai.pdf
<オンライン開催>
第16回子どもの貧困対策情報交換会
コロナ感染拡大と障害児・家族の生活
新型コロナウイルス感染症対策としての一斉休校要請がなされてから1年が経とうと
しています。2度目の緊急事態宣言は延長が検討され、制限のある生活が続き、子ど
もたちの成長・発達や学びは、脅かされています。今回は、障害のある子どもと家族
の生活について、大学による調査報告と、保護者の立場からのご発言をお願いしてお
ります。困難を抱えやすい子育て家族の暮らしと課題を学び合う機会としたいと思い
ます。
【日時】2021年2月14日(日)14:00~15:45(開始30分前から入室可)
【参加費】無料
【開催方式】オンラインセミナー(YouTube Live)
【定員】300人(定員に達し次第締め切ります。お早めにお申し込みください。)
【内容(予定)】
〇報告1.小野川 文子(おのがわ ふみこ)さん(北海道教育大学釧路校准教授)
「休校・生活制限等による障害児とその家族の生活困難・ニーズ調査」報告
〇報告2.五郎丸 崇江(ごろうまる たかえ) さん(東京・特別支援学校保護者)
「コロナ禍で感じたこと、そして伝えたいこと」
〇質疑
【申し込み】
参加ご希望の方は、下記の登録フォーム(こくちーず)からお申し込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/ecp20210214/
※お申し込み完了後、こくちーずからお申込受付メールが届きます。
メールが届かない場合、必ず主催者までお問い合わせください。
フォームからお申し込みができない場合は、
件名に【情報交換会申込】と明記のうえ、
1.お名前、2.お立場・ご所属、3.お住まいの都道府県、4.電話番号を
ご記入いただき、下記のアドレス宛にお申し込みください。
【参加方法】
開催前日迄に、こくちーずよりオンラインセミナー(YouTube Live)視聴用URLが記
載されたメールが届きます。当日はメールに記載のURLからご参加ください。
■問い合わせ・当日連絡先:
TEL 070-6576-3495
E-mail mail@end-childpoverty.jp
■主催:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク
■助成:公益財団法人 キリン福祉財団